Objective Systems ASN1C で生成したソースコードにバッファオーバーフローの脆弱性
タイトル Objective Systems ASN1C で生成したソースコードにバッファオーバーフローの脆弱性
概要

ASN.1 は、ネットワークや通信アプリケーションにおける標準的なデータ構造の記法です。Objective Systems が提供する ASN1C を使用して生成した C または C++ のソースコード内にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在する問題があります。 ヒープベースのバッファオーバーフロー (CWE-122) - CVE-2016-5080 ASN1C は、ASN.1 構文から高級言語のソースコードを生成するのに使用されます。報告者によれば、ASN1C で生成された C または C++ のソースコードには、ヒープマネージャの rtxMemHeapAlloc 関数にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。2016年7月20日現在、類似する脆弱性が Java や C# などで出力されたソースコードに存在するかは不明です。 攻撃者がこのバッファオーバーフローを使用して、認証なしで遠隔からシステム上で任意のコードを実行することが考えられますが、本脆弱性を使用した攻撃による影響は、システムがどのように rtxMemHeapAlloc 関数を使用しているかによって異なります。具体的には、信頼できない通信相手から受信した ASN.1 データを処理すると、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。自社製品の開発に ASN1C を使用している開発者は、自社製品に本脆弱性が含まれるかどうか、ソースコードを検証する必要があります。 報告者は、さらに詳しい情報をセキュリティアドバイザリとして公開しています。 セキュリティアドバイザリ https://github.com/programa-stic/security-advisories/tree/master/ObjSys/CVE-2016-5080 なお、National Vulnerability Database (NVD) では、CWE-190、JVNVU#92232364 では、CWE-122 として公開されています。 CWE-190: Integer Overflow or Wraparound http://cwe.mitre.org/data/definitions/190.html CWE-122: Heap-based Buffer Overflow http://cwe.mitre.org/data/definitions/122.html

想定される影響 本脆弱性による影響はアプリケーションによって異なります。最も深刻な場合、信頼できない通信相手から受信した ASN.1 データを処理することで、遠隔の第三者によってアプリケーションの権限 (root または SYSTEM 権限など) で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする] Objective Systems は本脆弱性を修正した ASN1C 7.0.1.x シリーズ向けの hotfix をリリースしています。ASN1C のユーザは Objective Systems へお問い合わせください。ユーザは別のヒープマネージャを使用するか、生成されたソースコードを編集し、本脆弱性を取り除くことも可能です。 ASN1C 7.0.2 では本脆弱性が修正される予定ですが、2016年7月20日現在、ASN1C 7.0.2 のリリース日時は未定です。

公表日 2016年7月19日0:00
登録日 2016年7月21日17:21
最終更新日 2016年7月21日17:21
CVSS3.0 : 緊急
スコア 9.8
ベクター CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
CVSS2.0 : 危険
スコア 10
ベクター AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C
影響を受けるシステム
Objective Systems
ASN1C 7.0.1.x およびそれ以前で作成された C または C++ のソースコード
CVE (情報セキュリティ 共通脆弱性識別子)
CWE (共通脆弱性タイプ一覧)
ベンダー情報
その他
変更履歴
No 変更内容 変更日
0 [2016年07月21日]
  掲載
2018年2月17日10:37

NVD脆弱性情報
CVE-2016-5080
概要

Integer overflow in the rtxMemHeapAlloc function in asn1rt_a.lib in Objective Systems ASN1C for C/C++ before 7.0.2 allows context-dependent attackers to execute arbitrary code or cause a denial of service (heap-based buffer overflow), on a system running an application compiled by ASN1C, via crafted ASN.1 data.

公表日 2016年7月20日7:59
登録日 2021年1月26日14:13
最終更新日 2024年11月21日11:53
影響を受けるソフトウェアの構成
構成1 以上 以下 より上 未満
cpe:2.3:a:objective_systems:asn1c:*:*:*:*:*:*:*:* 7.0.1
関連情報、対策とツール
共通脆弱性一覧